取っておきたいモノの基準をリスト化してみた【捨てる贅沢/ドミニック・ローホー】
【捨てる贅沢/ドミニック・ローホー】を読みましたので、忘備録を兼ねて記事にしておきます。
ドミニック・ローホーの本は「シンプルに生きる」「シンプルを極める」「ゆたかな人生が始まる、シンプルリスト」に次いで、4冊目の読了です。
フランス人の著者ですが、日本文化に非常に詳しい。
禅の思想なども織り交ぜられた形で、ミニマリズムについて書かれています。
ノウハウ本というよりは、エッセイ。
詩に近い感じすらあります。
今回も、非常に楽しく読ませていただきました。
取っておきたいモノの基準を決める
印象に残った個所について、私見を交えてご紹介します。
●取っておきたいモノの基準をリスト化します
その基準は、色、形、素材、期限というものでもいいかもしれません。ただし具体的に、例えば「花柄や縞柄はなし。四角い形か丸い形だけ」というように。-p.168
「取っておきたいモノを明確にする」
これが出来ると、本当のお気に入りだけが部屋に増えていくと思います。
このブログを書きながら、自分の持ち物について結構真剣に考えました。
その中で、私の「取っておきたいモノの基準」も少しずつ明確になりつつあります。
その中からいくつかご紹介。
私の「取っておきたいモノの基準」
・欠けたり壊れたりしていないこと
食器類、プラスチック製品など。
ちょっと欠けたぐらいなら使い続けられますが、お気に入りが見つかったら買い替えて処分です。
・目がちかちかするボーダー・水玉など細かい模様でないこと
柄モノは好きですが、ボーダーと細かい水玉はどうも苦手です。
・音が鳴らないこと
時計や電子機器など。
「かちっかちっ」「ジー」という音が非常に気になるタイプです。
・動きやすいこと、しゃがめる服であること
服、靴など。
冠婚葬祭用のものを除いて、動けることは私にとって重要。
・ひっつかないフライパン・鍋
ひっつくようになったら買い替えです。
・取れない汚れが付いたもの
布類、カーペットなど。
漂白してもどうにもならなくなったら、買い替え。
基準を決めておくメリット
基準を定めると、感情が入り込む隙がないので素早く明瞭な決断が下せます。-p.169
なるほど、感情か。
「もったいない」「せっかく貰ったものだから」「捨てるのが申し訳ない」
そういう感情が入り込んで捨てられない、残してしまう。
基準を自分であらかじめ決めておけば、「○○と決めているから、捨てる」という踏ん切りがつけられる訳ですね。
本物のシンプルライフとは
印象に残った個所、2つめです。
シンプルに生きることが節制の同義語であってはならず、むしろ成熟、充実、ゆとりを意味するべきなのです。-p.198
これには、はっとさせられました。
分かっているんですけどね、ついつい節制の方向に意識が向きそうになります。
私の場合は「趣味を全力でやる」ことが目的でシンプルライフを始めましたが、日々の生活の部分だけ見ると「節制・節約・質素倹約!」になりがち。
趣味を楽しむからといって、毎日の家事や日課を楽しんじゃいけない訳では無いですもんね。
日々の生活だって、成熟、充実、ゆとりをもって楽しみたいものです。
モノを減らすと、心はもっと豊かになる
そんなわけで、【捨てる贅沢/ドミニック・ローホー】の読書録でした。
なお、この本には「モノを減らすと、心はもっと豊かになる」という副題がついています。
注意したいのは、ただ減らすだけでは不十分だということ。
「取っておきたいモノの基準」を丁寧に作って、本当のお気に入りを残す。
そして、それ以外のモノを減らす必要があるでしょう。
私の基準はどんなものか。
本当のお気に入りは何なのか。
これからも考えを深めていきたいと思います。
その他、私の読書録についてはこちらをどうぞ。
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